CHOR MAIER(コールマイヤー)とは


應義塾大学にはワグネル・ソサィエティーなど多数の合唱団が存在しますが、その中で唯一、 工学部(現:理工学部)に部員を制限した「工学部合唱団メシアンコラール(MECIAN Chorale)」が1951年に組織されました。理系学生の多忙な履修状況に合わせた練習計画など 、特色ある男声合唱団で結束も固い団でしたが、“混声合唱” その未知なるものへの憧れがあったことは事実で・・・そして結成15年目にふとしたことがきっかけで混声合唱団への前進を歩むことになりました。

 

1960年代はダンスパーティーが学生の間で盛んに行われていて、国立音楽大学と慶応の工学部が共に東京武蔵野地区にあったこともあり、メシアンの団員と国音 の女子学生が出会うチャンスが多くありました。そして二校の学生が意気投合して「混声合唱団コールマイヤー(CHOR MAIER)」を作り、更に早稲田大の合唱団と東京理工系合唱団連盟を結成をして演奏活動を始めることに。 1969年、大学間の交流を足がかりに東京芸術大学 の塚田佳男先生と巡り会い、常任指揮者として迎え、演奏会を定期化。 80年代から活動の枠を広げて塚田先生のオファーで様々な演奏会のバックコーラスを担当、90年代 にはテレビ出演やセミプロ演奏も積極的におこないました。その中で結成された女声編成はその後も「国立音楽大学女声合唱団ヴェールシャンテ(Vert Chanter)」としてヴォイストレーナーの上山先生の指導のもと演奏活動を継続。 2000年代からのマイヤーの演奏活動は定期演奏会 に的を絞りつつ、OBOGと連携して演奏する構成員の枠は広げており、伝統の継承と共に更なる進化も続けています。

 

習は週1回の混声練習に加え、週1〜2回の単声練習、さらに合宿をおこなっています。音楽以外のイベントとしては、新入生歓迎会、スキー合宿、OBOGとの合同行事をおこなっています。これら活動と大学の授業との両立はメンバーの悩みのひとつでもありますが、日々の努力は団員の人格形成に役立ち、先生・OBOGとの接触は社会に出てから役立つ基礎スキルを身に付けるチャンスにもなっています。  団員は元々合唱未経験の者も多く、興味さえあれば何年生でも入団することができます。もしカラオケ が趣味という人なら、ハモリを追及できる毎回の練習にきっと楽しみを見出せることでしょう。

 

ころで「マイヤー」のネーミングは、5月(MAI独語)の陽気な季節のイメージからの引用とされていますが、「まぁいいや」という大学生の安逸らしさを等身大に表現したという話もあります。しかし、団員達は決して“歌を忘れたカナリア”になるつもりはなく、純粋に芸術を追求していきたいという限りない情熱に満ちています。毎年の成果発表の場は、昭和47年度から開催している「定期演奏会」のほか、紅白歌合戦出場で有名な安田祥子さんのアンサンブル、榛名 梅の里コンサート出演、さらに「フェアコン」「ソロコン」などのユニークなコンサートもあります。  理工系&音楽系の多忙な学生生活の中で週2回の練習が精一杯。毎日のように練習がある合唱団に比べれば練習量の不足は否めないですが常に理想を目指し続けています。  卒業後は300名を超えるOBOG会に加入し、5年毎の記念定期演奏会や、懇親会(歌の集い)などに任意参加することができます。 卒業生の中にはプロ活動をおこなっているメンバーもおり、いくつかの社会人コーラスグループも結成しています。一度マイヤーズになれば、音楽と仲間達に生涯接する機会を持ち得ることができるのです。

 

マイヤー関係者一同、皆様の演奏会へのご来場を心からお待ちしております

 

サイト担当:OBOG会 遠藤

 


コールマイヤーの団員になるには・・・

■慶應義塾大学理工学部の1年生〜大学院生であること

■国立音楽大学の1年生〜大学院生であること

 

 

・会費=毎月1,500円(合宿や演奏会は別途)

・練習=週2回

・先生=塚田佳男、岩渕嘉瑩、上山美恵子

         ※先生のプロフィールはこちら

 

  慶応の理工学部か国立音大を目指している方、在籍の方、 入団お待ちしています。